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2013/12/03

条約は厳しく育てるもの

Tweet ThisSend to Facebook | by 事務局

ルールを作ることがゴールではなく、ルールが守られてはじめて意味がある。昔からよく聞く言葉です。
対人地雷全面禁止条約が99年に発効して以来、これまでに87か国で4700万個の備蓄地雷が廃棄され、犠牲者の数も99年当時に比べ飛躍的に減少しました。昨年確認された犠牲者の総数は3628人。今でも一日10人の犠牲者が出ている計算になりますが、毎日25人の犠牲者が出ていると言われた99年当時に比べ60%も減少したことになります。

今日、第13回オタワ条約締約国会議が始まりました。発効以来目覚ましい成果を上げてきたこの条約を私たちは誇りに思うと同時に、より強固な「規範」となるように監視の目を光らせ続けなければなりません。

初日の今日、この条約の締約国でありながら地雷の使用が疑われている4か国(イエメン、スーダン、南スーダン、トルコ)に非難が集中しました。中でもイエメンは一昨年からのアラブの春の「革命」で、政府軍により大量の地雷が敷設されたことで、犠牲者が急増しています。
昨年だけで263人(うち約半数は子ども)の犠牲者を出し、アフガニスタン(766人)、コロンビア(496人)に続き今や世界で3番目に多い地雷犠牲者を出す国となってしまいました。

今会議の議長による開会スピーチや国連事務総長のメッセージにおいてもこの4か国の使用疑惑が名指しで指摘され、ICBLもイエメンをはじめこれらの国々の違反を「条約誕生以来の暴挙だ」と厳しく非難しました。直後にトルコが「今朝からいくつかの国々が我々に疑惑の目を向けているが、ICBLの口車に乗せられないように忠告する」と反撃してきましたが、我々の情報は現場で得られる直接情報です。イエメンやトルコで起きていることは犠牲者自身の声で確認しています。

締約国による条約の履行・遵守をただ見守るのではなく、ともに厳しく育てること。それが、この条約の成立に関わってきた我々の役割であることを改めて実感しました。今回も世界から集まったICBLのキャンペナー約100名が200の瞳と耳で議論の推移を見張っています
(しみず)


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