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2013/05/10

カカオ豆、コーラの実、コカの葉、ココ椰子(北川)

Tweet ThisSend to Facebook | by 事務局
私が住むシニア・レジデンスには高齢者が元気を出すように色々な催し物があります。毎月一回の「今日だけ!パティシエ!」もその一つです。私も参加してケーキ作りを体験しています。5月6日はチョコレート・ケーキに挑戦しました。その後に、ココアの素晴らしい効能についてのお話がありました。

 ココアの原料であるカカオのほか、コーラ、コカ、ココ椰子は夫々違った植物でありながら、呼び名がよく似ているために混同される事が多いです。整理してみましよう。

1.カカオは樹高4.5?10mの木で、果実は幹から直接ぶら下がります。中南米の熱帯地域の原産だが19世紀に病害で減産したため、現在は西アフリカのガーナ等が生産地です。果実の中に20?60個入っている種子がカカオ豆でチョコレート、ココアの原料です。

    

2.コーラの木は樹高12‐18m、西アフリカの森林地帯の原産です。文化人類学者の川田順造は次のように書いています。「コーラの実は(北の)サヴァンナと(南の)森林をむすぶ交易のなかで、森林の側からもたらされる商品の、最も重要なものの一つだった」、「森林で採集されたコーラの実は、森林地帯では人の頭に乗せて、中継後のサヴァンナでは驢馬の背に積んで、北から来る岩塩の板、綿布、奴隷などと引き換えにサヴァンナに運ばれ、散らばったらしい」、「コーラの実の不思議は、(サハラ砂漠に近い)サヴァンナでは嗜好品としてあれほど珍重されていながら、(南の)産地の森林地帯の人たちはほとんどそれを噛まないことである」、「コーラの実は丹波栗の大きさで、噛むとひどく苦い。だが、苦さはすぐ適度の刺激と清涼感に変わり、炎熱の砂漠で働いたり、旅行をする人たちに珍重され、何かのお礼に2?3粒あげた時の相手の喜びようは理解できないほどである。商取引では通貨の代わりを果たしていた」。

  

3.コカの木は樹高2?3mの南アメリカ原産の常緑低木樹です。葉からコカを抽出精製して作られるコカインは中枢神経を刺激して精神を興奮させる作用があります。精神的な疲労を回復させる反面、幻覚や妄想を生じたりするとの説もあります。多くの国では麻薬として扱われ、コカの木の栽培、持ち込み、流通等が厳しく規制されています。米国の清涼飲料水のコカコーラはコカの葉と、コーラの実のエキスが原料だと言われていますが、初期はそうだったが今はそうではないそうです。コカコーラの製法は企業秘密なので本当のことは判りません。

4.ココ椰子は熱帯アジアの原産です。果実はココナッツとして有名です。ラグビーボールに似て、厚く堅い外被をナタで除き、穴を空けると、うす甘く栄養たっぷりのミルクが飲めます。また、外被の内側の白い部分を削り取ったのがココナッツです。「やしの実」の歌にあるように、海洋を介して遠方に流れ着くので、世界中の熱帯地方の海岸で美しい椰子の林を作っています。ほかに背の低い「ナツメやし」や、背が高く外観が「ココ椰子」に似た「砂糖やし」等色々なヤシがあります。「砂糖やし」は英語で「Sugar Palm」と呼ばれ、「砂糖しゅろ」と呼んだ方が正しいと思います。葉が手のひら(palm)状なのです。花の樹液を煮詰めて砂糖を作ったり、樹液を発酵させて「やし酒」を作ります。

  左がココ椰子で、右が砂糖椰子の写真です。

    
 
2013年5月8日 北川泰弘

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(内海追記)
北川さん、ぜひココアの素晴らしい効能も教えてください。

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