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2013/02/27

「普通の人間としての被害者を撮りたい」(北川)

Tweet ThisSend to Facebook | by 事務局
 今、私は横浜市に住んでますが、遠路を厭わず埼玉県新座市の公民館のフランス語クラスに出席しています。2年前まで新座市に住み、そのクラスに出ていたのでそのままズルズルと出席しているのです。若いマドモアゼルの生きたフランス語が聞けるという楽しみがあるのです。 

 去る2月のある日、クラスのYさんが市ヶ谷のライブハウスでシャンソンを歌うというので聴きに行きました。Yさんは達者なピアノ伴奏に乗って美しい声で楽しそうにシャンソンを歌いました。おまけに、パリのモンマルトルのシャンソニエで歌っていたというライブハウスのママが、飛び入り出演で本格的なシャンソンを歌ってくれました。

 その席でYさんの友人Tさんに会いました。話が合って名刺を交換したら、昔銀座の画廊で地雷展を見て、それ以来地雷問題に大きな関心を持つているというのです。Tさんは美大で彫刻を勉強し、銀座周辺の画廊には度々通っていたそうで、地雷展をやる画廊は珍しいと立ち寄ったとのことでした。

 その地雷展ならば、私が所属するJCBLが主催して開催したものです。あの地雷展を見てそれだけ感銘を受けられたことを知って、主催者としてとても嬉しいと、2002年12月のJCBLニュースレターに載った地雷展に関する記事と、展示写真の撮影者の一人の粂川真木彦氏の寄稿文の写しをTさん、Yさんに送りました。

 折り返し、お二人からお礼のメールが来ました。Tさんは「本当に価値ある活動をなさっておいでの方とお知り合いになれて、心がほんわかとした感動と勇気に包まれた一日でした。・・・特に弱い立場の人々に私達の目をもっと向けられたらと思わずにはいられません」と書いて来ました。Yさんは粂川さんの寄稿文に共鳴して、「被害者を可哀想な人と見る安易な同情は NO、という視点は私も大事な原則にしている所です」と書いてきました。Yさんの本業はカウンセラーで、相談を受ける案件の大部分は家庭内暴力を受ける女性の悩みだそうです。そのYさんが、被害者に向き合った粂川さんの文章に共感を覚えたのです。

 Yさんは、地雷関連の写真を撮りにカンボジアに数年間通い続けたカメラマン粂川真木彦氏の「他人事として被害国に同情することは簡単である。そして、本当に身近な問題として感じることはとても難しい。しかし、真に必要なのは後者である」という、冒頭の表題の記事に共感を覚えたのです。

 JCBLの活動がTさんのメールのように高く評価されていることを知って、身が引き締まる思いをしました。JCBLは、キャンペーン活動として地雷被害者に対する支援にもっと力を入れるよう訴え続けています。しかし、粂川さんやYさんが指摘された「視点」を特に強調していません。この「視点に立つこと」をJCBLのキャンペーン活動に組み入れる必要があると思いました。(北川泰弘)



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